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執筆者の写真芦野直之

卒業記念品

年明けから製作していた卒業記念品の時計の話をまとめておこうと思う。

結果的に卒業式は中止になってしまったのだが、卒業証書と記念品は郵送で届いてる頃なので解禁としよう!

途中行程は逐一インスタにアップしてたが、ネタバレしないように学校名は伏せておいたが、もういいよね。


2019年秋に東北文教大学さんから卒業記念品の相談をされたんだが、全く予期せぬ意外な人物からの電話でびっくり!

人の縁の不思議を感じた次第でした。

人事異動で担当部署になりましたので、何かワクワクするようなモノを贈りたいと。

数年前に知り合った頃は、リストラされて家事をしてるオジサンの悲哀を儚げに歌っていた彼らしい気配りとでも言いましょうか、二つ返事でお受けしました。

例年、既製品に名前を入れて贈ってたそうなのだが、そんないきさつなので、自分にも火が着いてしまい製作に向かうことに。


しかし、注文が280個に、歩留まり等を考慮して300個を作ることにしたのだか、今まで経験したことの無い数なのでどうなることやら、、、



いろんな材質を使って、1つとして同じものが無いようしようとありったけの材料を引っ張り出して木取ったら、390個にもなっていた。

数えながらやらなきゃねー!

何せ大量生産初体験なもので(゜ロ゜;ノ)ノ


樹種は、クルミ、クリ、ナラ、サクラ、ホオノキ、松、栂、欅、かな?

覚えてる限りは。


あー、そうそう、製作にはこれも初めてバイト君を頼んでました。

高校卒業する甥っ子が自由登校なったタイミングで参戦!

これも心強かったー。




はい次は穴開けでございます。

1個当たり14個✖️390個=5460個の穴

甥っ子が印付け俺がドリる!

付ける~ドリるの流れ作業(。>д<)

そして


樹脂の丸棒を打ち込んでは切る気の遠くなる作業。

これを2人でもくもくと三日間

打つ~切る~打つ~切る(-_-)



切ったら表面をヤスって綺麗にします。

丸棒も黒、白、赤、木と、組み合わせも色々作ってます。

これにウレタン塗装して本体は完成!

塗装も三回してるので、

塗って~磨いて~塗って~磨いて、、、

地味な仕事なので画像無し( ̄^ ̄)

この状態で300個確保



と、一気に完成まで来てしまった。

この間、吊り手を切ったり、ユニットを組んだりと地味な仕事なので写真撮ってなかった。

いや、この段階で虚無

俺虚無状態で何も考えられず、ただ黙々と手を動かしてるのみ。



お次は学校名と日付を入れたラベルを貼る。

便利な世の中で、パソコンで作ってネットで印刷、最短3日で届くという。

あ~ビックリ!




いよいよ梱包だが、もう1つ地味な作業が箱作りとクッション取り付け。

針がオープンなため保護しなければならず悩みの種だったが、こんな可愛い💕が!

そして乾電池。

さすがにこの数の乾電池ですから、3店舗回りましたよハイ。

木毛敷いてカードと乾電池入れて梱包。




熨斗紙を貼って完成です!

これが16日間の記録です。

1人ならダラダラ過ぎて一月半はかかってたろう。

甥っ子感謝じゃ!

進学祝いも込めてバイト代は奮発したよー叔父さん。


これを開けた時の生徒の反応を聞きたかったのだけど、卒業式中止でそれも叶わず残念なことですが、絶対喜んでくれていると信じてます。



いっぱい作ったので欲しい方はご連絡ください。

よろしくお願いいたします❗



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