久しぶりに紅松で椅子を作る。
かれこれ30年前になるが、修行時代の工房ではよく紅松材を使っていた。
今では高級材となってしまいなかなか仕入れることはないから、滅多に使うことはないのだが、眠っていた板を引っ張り出しで陽の目を見させてあげよう。
子供用の学習院椅子だから軽くて暖かい材料が良いだろうと選んだのだ。
まずは木取り。
シンプルなデザイン。
背もたれのR加工
柔らかい材料なのでサクサク削れて気持ちいいのだが、うっかりすると勢いづいて削りすぎてしまうので要注意だ。
途中工程が抜けてしまったが組み立て
工具の締め付けも強すぎると材料が凹んでしまうのでこれも要注意だ!
1つだけ座高が低いものを作る
これは大人用
完成の図
子供用だが、大人になったら脚をカットして使うのだ。
その頃には良い感じに飴色に日焼けしてることだろう。
スプーンから住まいまで
木のある暮らしを創造する
木の工房エヌワークス
芦野直之 木の仕事展開催!
11月29日~12月1日
山形県東根市 公益文化施設 まなびあテラス 市民ギャラリー
9:00~18:00 入場無料
即売ではありませんが、作品の予約やオーダーも承ります。
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